院長コラム11.9 『ありがとうの反対語』

『ありがとうの反対語』

最近なかなかコラムを落ち着いて書く時間が取れずしばらく期間が空いてしまいました。


たまに外来診察の中で、『コラム読んでますよ』、『コラム楽しみにしていますよ』など、声をかけてくださる患者さんがいます。そんな時とても恥ずかしい思いでいるのですが、実はとても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。この場をお借りして、お礼申し上げます。  


今日は、先日ある講演会で聞いた『ありがとうの反対語(対義語)』について、話したいと思います。


皆さん、『ありがとう』の反対語。と言われて何が頭に浮かびますか?。僕は正直即答できませんでした。


それは、『当たり前』なんだそうです。
『ありがとう』は、『有り難う』と書きます。有ることが難い、有ることが難しいという意味です。そう解釈すると『当たり前』が反対語であることが、よく理解できます。


毎日繰り返す、当たり前と思っていること。


例えば、毎日当たり前のように食事ができる、毎日当たり前のように目覚める、毎日当たり前のように大切な両親や家族、大切な友人、大切な職場の仲間と会って話すことができる、毎日当たり前のように歩ける、目が見える、手が使えるなど、挙げればいきりがないほどの当たり前と思っていることに囲まれています。


しかし、実はこれらのことは、良く考えてみれば奇跡の連続でしがないことに気付かされます。そうやって考えると、当たり前のことなんて、この世の中にはひとつもないように思えてきます。


だからこそ、その一つ一つに『有り難う』の気持ちを持つことが、とても大切なのかもしれません。


『ありがとう』、いーい言葉です。
感謝の日々を送りたいものです。


『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。


今日も一日いい日になりますように。