院長コラム 『大谷翔平のリスペクト』2025.3.18

院長コラム 『大谷翔平のリスペクト』

今、大リーグ野球のオープン戦をするために、大谷翔平が日本に戻って来ています。もう世界のスーパースターなので、来日と言うべきでしょうか。誰もが球場に足を運んで一目見てみたいと思っているのではないでしょうか。

当然僕もその1人ですが、その夢叶わず、テレビの前で観戦しています。野球だけではなく、僕が注目してテレビを見ているのは、初回のバッターボックスに入る前と塁に出た時の大谷翔平の振る舞いです。

バッター(野球の攻撃側で、ボールを打つ人)は、通常自陣のネクスバッターボックス(次に打席に入る選出が、素振りをして準備する場所)で打つ準備のために素振りをします。そこからいよいよ始まるという時に、バッターボックスに向かって歩くいて行きます。

大谷翔平は、その日の試合の第一打席の時に、バッターボックスに向かって歩きながら、対戦相手の監督に向かって自分のヘルメットのつばを右手で掴み笑顔で必ず挨拶をします。

この挨拶が話題になり、この場面だけ切り取って、YouTubeなどで特集した画像が紹介されています。

たったそれだけの所作なのにと思うかもしれませんが、たぶんこれまで、どの野球選手もやってこなかったことだから、話題になっているんだと思います。

あれだけのスーパースターだから、その一挙手一投足が注目されるのかも知れませんが、それ以上に大谷翔平の丁寧な所作とその礼儀正しさに世界が驚かされ、感動しているんだと思います。

今回の東京ドームの対巨人戦と対阪神戦でも初回バッターボックスに入る直前に上記の挨拶を監督に対してやっていました。

でも、この所作は監督だけではなく、バッターボックスに入る直前に主審(バッターボックスの後ろに立つ審判)にもやっていました。当然審判も笑顔で対応して、一言会話を交わしていました。

フォアボールで塁に出た時も一塁の塁審(一塁ベースの判定を行う審判)にも、同様の挨拶をして笑顔で一言声をかけているようでした。

この所作や一声かけること、これは全て相手に対するリスペクトの気持ちなんだと思います。だから、相手には当然伝わるんだと思います。

こんなことを毎回やられたら、これはどうしたってその人のファンになっちゃいますよね。心を掴まれるのは当然なことです。 

でも、リスペクトすることは大谷翔平だけでなく、我々すべての人が相手に対してできることなんです。和束なことですが、僕はとても大切なことだと思っています。見ていてとても清々しく、気持ちがスゥーッとする気がします。

そんな基本的なのかも知れないですが、丁寧で相手に対してとても礼儀正しい大谷翔平は、やはり今の日本を代表する人間として、世界の人々は見ているんだと思います。大谷翔平が日本のイメージをきっと良くしているのではないかと思います。本当に誇らしいと思っています。

今、日本が海外の人に訪れてみたい国、ある意味憧れの国になっているのも、大谷翔平が大きく一躍買っているのではないかと思います。

ぜひ皆さんも、日本で開催される大リーグのオープン戦で大谷翔平をしっかり見てみてください。きっと更にファンになってしまうと思います。同時に人へのリスペクトの気持ちも思い浮かべてみてください。今日が昨日よりもっと良い日になると思っています。

『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。

今日一日が良い日でありますように😃😊😀🍀🟣