白内障手術のよくある質問

痛みはないでしょうか。

ほぼ痛くない手術です。麻酔も目薬で行い、麻酔導入時や手術中もほぼ痛みを感じない手術です。
しかし、痛みの感じ方は人によって違います。痛みを感じやすい方や手術中に痛みのある場合は、手術開始前もしくは手術途中で麻酔を追加することで痛みがないようにしています。

手術時間はどれくらいかかるのでしょうか。

白内障手術時間は10分前後です。しかし、白内障の状態によっては、時間のかかる場合もあります。
時間を短くすることは確かに大事なことです。日帰りの手術も可能です。
しかしながら、同時にそれ以上に大切なのは、「丁寧な手術であること」だと考えています。患者さん個々人の目にあった手術方法を何も省かずに丁寧に行うことが、手術後の見え方の質の向上につながるというポリシーのもと、「丁寧な手術」にこだわり続けています。

白内障手術で費用はどれくらいかかりますか。

1割負担の方で、白内障手術時に15,000円の費用がかかります。3割負担の方で、手術時に45,000円前後の金額となります。
なお多焦点眼内レンズ(遠近両用)を使用した白内障手術をご希望の場合は、上記の保険適応の白内障手術とは異なり、自由診療となります。

日帰り白内障手術、入院のどちらがいいのでしょうか。

ほとんどの方は日帰りで行えます。しかし手術を行うにあたり、同時に内科治療が必要と判断した場合や、入院を強く希望される方にはご希望の病院への紹介、もしくは当院から病院を紹介することも出来ますのでお気軽にご相談ください。

高齢なのですが、日帰り手術は大丈夫でしょうか。

白内障手術は、手術時間も短く体力的な消耗も非常に少ないため、手術終了後数分の休憩でお帰りいただくことが出来ます。
また、高齢者の場合、手術後の環境変化が大きな精神的負担になることもあり、手術が終わって安心できる自宅に帰れることは非常に大きな安心につながります。安心できるご自宅に帰れること、それこそが日帰り手術の最大のメリットです。

糖尿病の持病がありますが、日帰り白内障手術は大丈夫でしょうか。

糖尿病で血糖コントロールが不良である場合には、内科の先生と連携をはかりながら血糖の状態に合わせて計画的に手術を行う場合もありますが、基本的には日帰り手術で対応できることがほとんどです。

白内障手術当日に付き添いは必要でしょうか。

お帰りに問題のない方は、付き添いの必要はありません。ご帰宅に不安な方は、付き添いの方の同伴をお勧めしています。付き添いの方の都合がどうしてもつかない場合には、お帰りの際にタクシーをお呼びし、車に乗車されるまで責任をもってスタッフがお付き添い致します。
また、特殊な場合として、もう片方の目の視力が不良な場合など、手術後眼帯をすると歩行が困難なると判断した場合には、眼帯はせずに保護メガネを装用し、見える状態にしてお帰り頂きます。

白内障手術後、眼帯はいつ外せるのでしょうか。

手術の翌日、診察時に外します。眼帯装用は、手術終了時から翌朝の診察時までです。
眼帯の代わりに、保護メガネをおかけ頂きますますので、手術翌日から目は使える状態になります。

白内障手術後、いつから見えるようになるのでしょうか。

ほとんどの方は、翌日から見えるようになります。白内障の程度が強く、手術に時間のかかる患者さんの場合は、手術後の炎症により一時的に角膜にしわが寄る場合があります。その場合は、ハッキリ見えるまでに数日~1週間程度かかる場合もあります。術後の点眼にて日に日に視力は改善しますので、全く心配ありません。

術後はメガネが必要なくなるのでしょうか。

最低1つは、必要です。これは、目の中に移植する眼内レンズの度数により、必要なメガネが決まります。眼の中に移植する眼内レンズは、患者さんの希望に合わせて度数を決めます。この眼内レンズの度数によってメガネをかけずに見える距離が決まります。
例えば、眼内レンズを遠くが見えるものにした場合、遠くのものはメガネなしで見えますが、手元はメガネが必要となります。逆に、眼内レンズを手元が見えるものにした場合、遠くはメガネが必要ですが、手元はメガネをせずに見ることができるようになります。

最新の多焦点レンズを使用した白内障手術では、メガネが必要なくなると聞きましたが、本当ですか。

手術後、90%の方はメガネが必要なくなったと報告されています。しかし、読書をする時によりハッキリと見たい場合などは、メガネを使用するとよりよく見えるとされています。

多焦点眼内レンズのよくある質問

多焦点眼内レンズを使用した白内障手術とは、どんなものですか。

白内障の手術後、メガネをかけずに遠方と近方の2焦点でピントが合うものです。
これまでの手術で用いられていた単焦点眼内レンズは、手術後ピントが合うのは1箇所であったため、必ずメガネが必要でした。白内障の手術手技自体は全く変わりません。
多焦点眼内レンズとは、遠近両用の眼内レンズと考えてください。

多焦点レンズを使用した白内障手術では、メガネが必要なくなると聞きましたが、本当ですか。

手術後、90%の方がメガネは必要なくなったと報告されています。しかし、読書をする時によりハッキリと見たい場合などは、メガネを使用するとよりよく見えるとされています。

多焦点眼内レンズを使用した白内障手術の費用はどれくらいかかりますか。

片目で380.000円、両眼で760.000円です。
2017年8月1日より、当院は多焦点眼内レンズを用いた白内障手術に関して先進医療を行うことのできる施設として承認されました。
先進医療が承認された施設では、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術の費用は、全額自費負担となりますが、手術費以外の手術前や手術後の診察や検査、投薬などは、保険適応となります。また、任意保険に入られていて、同時に先進医療特約に加入されている方は、先進医療特約を使うことができるため、負担額がさらに減ることになります。もし、加入の有無が分からない場合には、加入されている保険の担当者に先進医療特約に加入しているかどうかを問い合わせれば確認できると思います。

先進医療とはなんですか。

先進医療とは、平成16年12月より、国民の安全性を確保し、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとした医療のことです。
先進医療に係わる費用は、患者さんが全額負担しますが、先進医療に係わる費用以外の通常治療と共通する部分(診療・検査・投薬)の費用は、一般の保険診療と同様に保険給付されるものです。

多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違いを教えてください。

単焦点眼内レンズは、ピントが合うのが一箇所だけの眼内レンズです。例えば遠くにピントを合わせるものを選んだ場合、近くのものを見るにはピントが合わず、老眼鏡が必要になります。一方、多焦点眼内レンズは、遠くと近くの二箇所にピントが合う、いわば遠近両用の眼内レンズと言えます。手元は老眼鏡がほぼ必要なくなります。

誰でも多焦点眼内レンズを入れることはできますか。

強い乱視、緑内障による視野障害、黄斑変性症などの眼底疾患があると、入れられない場合があります。十分な適応検査をした上での判断が必要となります。多焦点眼内レンズを希望の方は、医師にご相談ください。

術後は遠近両方とも見られるようになるのでしょうか。

90%の患者さんが、術後メガネをかけずに満足されています。 若い時に比べ、見え方のシャープさが少し甘くなりますが、日常生活には不自由はありません。また、暗い所で光を見た場合、眩しさ(グレア)や、光の周りに輪がかかって見えること(ハロー)がありますが、徐々に見え方に慣れて気にならなくなります。

術後どの位から見える様になりますか。

個人差があります。 それは脳が見え方に慣れる必要があるからです。 早い方は翌日から見える様になりますが、稀に数ヶ月かかる方もいらっしゃいます。

多焦点眼内レンズ…コツは要りますか

コツは必要ありません。 遠近両方メガネの様に視線を上下する必要はありません。

多焦点眼内レンズを入れた後はピントをあわせるのにコツは要りますか。

遠近両用メガネは、レンズの上半分に遠方レンズ、下半分に近方レンズが入っており読書時などは視線を下方にする必要があり、また特に階段の上り下りではピントが合わず注意が必要でした。しかし、多焦点眼内レンズは、視線の上下に関係なく常に遠方と近方の両方にピントが合うようレンズ設計になっており、遠近両用メガネの様なコツや注意は必要ありません。