院長コラム 『本気で相手のことを考え抜く』

『本気で相手のことを考え抜く』

10月1日、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組を見ました。33歳という若さにしてヘアカット美容業界の革命児、原宿にあるOCEAN TOKYOの高木琢也さんを特集していました。

 

 

彼は、高校時代に受験に失敗、プロを目指したサッカーでも怪我をして諦めることに。全て思いが叶わず挫折することで、『自分は大事な時に失敗する星に生まれている』と思い込んでしまいます。

 

 

しかし、お母さんがやっていた美容の世界に入り、変わっていきます。自分はトップになると言い続け、頑張り続けます。

 

 

そして、月間売り上げのとてつもない記録をつくり、コンテストでも賞を総ナメにするほどの技術も持ち合わせ、評判、実力ともにトップヘアスタイリストにまで登りつめるのです。

 

 

その高木さんが、番組の中で言います。

 

 

『才能なんて必要ない、いかにお客さんの気持ちになりきれるかなんだと思う』と。

 

 

本気で思っているんだと言うことが、その言葉の力から伝わってきました。

 

 

その人の気持ちを執念で考え抜く。その上で血の滲み出る様な努力をしたんだと思いました。だからこそ、その人にあったヘアスタイルが自然と完成するのではないかと想像しました。物凄い迫力を感じました。

 

 

本当に相手を思いやる、その人の気持ちになりきる、そんな執念、考え抜く努力。自分にもできるのではないかとなぜか直感しました。それには、話をじっくり聞くことが必要であることが、彼の姿を見て感じました。

 

 

彼の凄いのは、売り上げでもコンテスト総ナメでもない、仕事から感じ取りそれを行動にかえる感性と、挫折を宝物にまで昇華する素直な心なのではないかと感じました。

 

 

番組の最後に高木琢也さんの仕事の原動力にいつて、『両親を喜ばせたい』と言っていました。こんな思いを胸に抱いているから大成功するんだと納得するとともに、なぜかホッとしてファンになってしまいました。

 

 

今日から自分も高木さんの感覚を意識して、外来診察をシフトしてみようと思っています。何か変わる様に気になっています。頑張ります。

 

 

『うれしい、楽しい、大好き、きっとうまくいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りも幸せにしちゃいましょう。

 

今日も一日、良い日でありますように。