院長コラム 『生活の中で音を感じてみる』 2025.10.17

院長コラム 『生活の中で音を感じてみる』

今日のタイトルは、『生活の中で音を感じてみる』です。

普段生活している中で、色んな生活音があります。

その中でも心地良い生活音というものが、皆さんにもあると思います。それは時に心の安定や幸せを感じさせてくれることがあります。

我が家の犬は、僕がシェイバーを使って髭を剃っている時やアイロンがけをしている時には、いつも僕の足元に来て、リラックスした表情で寝ています。犬も生活音の中に落ち着きを覚えているのかもしれません。

僕が小学生低学年の頃、おばあちゃんのそばでブロックを使って遊んでいる時に、鼻歌みたいにフンフンフンと言っていたことを思い出します。それを聞くだけで大好きなおばあちゃんを感じることができていたのか、守られているような感じがしていたことを思い出します。今だに覚えているので、やはり自分にとって心地よかったんだと思います。

生活の中での音というと、以前朝のNHK番組だったか、一人娘を持つお父さんの話がとても印象的だったのでご紹介します。

そのお父さんは娘さんが小さい頃に奥様を病気で亡くされています。男手一人で娘さんを育てなくてはならなくなり、片親でもこの子を立派に成人させたい、道を間違わないように育てたい。しかし、勿論仕事をして稼がなくてはならない。そんな中で何かできることがないかと必死に考えたそうです。考えた挙句、毎日食事を作ることにしたんだそうです。

毎日食事を作る本当の目的は、手作りの食事を食べさせてあげたいことでもありましたが、それだけでなくもう一つ大切な目的がありました。それは料理を作る時の音だったんだそうです。

食事を作る時に、まな板を使って包丁で食材を刻む料理の音、これを毎日聞かせてあげたかったからなんだそうです。

ご自身のお母さんがまな板を使って包丁で刻むコンコンコンという音に幸せを感じていたからなんだと思います。料理を毎日作ることで、その音を無意識に聞かせることを、娘さんが大きくなるまで続けたんだそうです。その結果、娘さんはとても順調に育ち、今ではとてもお父さん思いの良い子に育ったんだそうです。素晴らしいお話です。

僕も家の中でもなんとなく聞こえてくる家族が何かをしている音、そんな生活音になんとなく幸せを感じます。とても安上がりな幸せですが、そんな

何気ない音はとても大切に思えます。

あえて音楽も聞かずに生活の中で音を感じてみることは、心の安らぎを感じられるかもしれません。皆さんも是非、生活の中の音を感じてみてください。大切なものが見つかるかもしれません。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。次回を楽しみにしていてくださいね。それでは😊🍀🟣。

『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。

今日一日が良い日でありますように😃😊😀🍀🟣